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九州電力のPERを分析することは有効か?

 PERとは、株価収益率のことで、株価がEPS(一株あたり利益)の何倍まで買われているかを示す指標です。

 九州電力は、PERを分析することは有効なのでしょうか?

 以下は、九州電力の過去10年間のEPSとPERの実績(連結)です。

EPS(円) PER(倍)
1999年 54.48   33.96
2000年 48.37   26.36
2001年 124.83   12.82
2002年 128.9   14.16
2003年 135.13   12.80
2004年 153.05   12.53
2005年 187.91   12.13
2006年 161.67   16.42
2007年 139.37   24.04
2008年 80.19   27.61

 分析してみると、EPSが大きいとPERが小さくなり、EPSが小さいとPERが大きくなる傾向があります。

 すなわち、EPSが大きくても株価はそれほど上がらず、EPSが小さくても株価がそれほど下がらないということです。

 PERが大きいから買われすぎ、PERが小さいから売られすぎとは、一概には判断できない傾向があります。

 九州電力はPERを分析してもあまり意味がないといえるでしょう。

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